アムステルダム旅行記
   8月3日(日)ザーンセ・スカンスの風車
 
 起きたら、まずは朝食。例のバイキング、学習効果もなく、いや学習
する気も無く、また取りすぎ、食べすぎ・・・ まあ、ハムとかチーズの
選択では前日の経験を活かし、少し少なめ、脂っこいものは避けたけどね。
でも、ベルギーワッフルは同じ量、チョコレートシロップはむしろ多め・・・
 いやあ、食べすぎ、ホントに・・・ すぐには出かけられず、部屋で
一休み。で、今日は、アムステルダム郊外の、ザーンセ・スカンスへ
行って、風車を見ることに。
 お腹も落ち着いて、さあ出発! あ、その前に、ユーロが少なくなった
ので、ホテルで$200のトラベラーズチェックをユーロに替えて貰った。
レートは0.8147で空港の銀行よりかなり低いけど、まあ仕方が無いね。
それから、ホテルの入り口でコンセルジェに、今夜のコンサートの予約の
確認をしたところ、問題ない、窓口で名前を言えばよい、ということだった。
予約票もなく、ちょっと心配だけど、ま、いいか。
 まずは、昨日と同じように、水上バスの乗り場へ行くことに。ホテルの
近くのトラムの駅から乗って、コンセルトヘボウのところで降りた。
一駅だったけど、今度はちゃんと、スタンプ押したよ。
 そこから、ミュージアム広場を突っ切って、国立美術館へ向かった。
 
 ミュージアム広場
  遠くに見えるのが
  国立美術館
 
 
 で、昨日と同様、国立美術館の下を通り抜けて、水上バスの駅へ。
あ、水上バスで中央駅まで行こうと思ったのは、昨日買った水上バスの
1日券が次の日の12時まで使えるようなので、じゃあ、もう一度、
水上バスの観光を楽しもうと・・・で、今度は昨日と違うルートを走る
レッドラインに乗ろうと思って待ってたけど、時間になっても来ない・・・
そうこうしているうちに、次のグリーンラインの船が来て、仕方が無い
から、またグリーンラインで中央駅に行くことにしたよ。
 
 水上バスの駅
 
 水上バスの中央駅近くの駅について、そこからあるいて列車の
中央駅へ。さて、ここで列車を調べて、どうやって切符を買うのかな
と、他の人が自販機で購入しているのをじっと見てたけど、うーん、
今ひとつわからない。切符を売ってる窓口もあったけど、長い列で・・・
あ、その前にお手洗いと思ったけど、小銭が無かったので、駅構内の
コンビニでナッツを買って、お手洗いへ。で、どの列車にのれば
いいのか、どのホームからその列車は出るのか調べていると、
あと数分で出発することがわかり、走ってそのホームに行き、
列車に飛び乗った。まあ、車内で切符は買えるだろうと思い・・・
 列車はすぐに出発、午後1時くらいだったかな。よかったあ。
乗っているのは約15分くらいだったね、ザーンセ・スカンスの最寄の駅
Koog Zaandijkという駅に着いた。ここは観光地なんだろうね、
沢山の観光客が降りたよ。で、駅の外へ。あれ?改札口が無い。
車内改札も無い。あらら、また無賃乗車・・・
 
 Koog Zaandijkの
  プラットフォーム
 
 駅前には方向案内板があった
  角々に同様の案内板があり
  迷うことは無かった
 
 あっ、風車・・・ザーンセ・スカンスの入り口は、少し先の橋を
渡ったところだけど、その橋の手前にも、風車があった。
 
 初めてみる
  オランダの風車
 
 
 ここを過ぎると、すぐ右手に曲がって橋を渡った。
 
 橋の上から
  ザーンセ・スカンスの
  風車群を・・・
 
 
 川の反対側は
  別荘地なのかなあ
  綺麗な建物、庭の家が
  並んでいたよ
 
 橋を渡ると、すぐ左手にザーンセ・スカンスの入り口があった。
ザーンセ・スカンスは、日本の明治村みたいなもので、オランダの
古い建物が再現されているとのこと。
 
 ザーンセ・スカンス内の通り
  綺麗な建物が並んでる
 
 ポチ達が到着したのは、午前中で、未だ時間も早かったので
観光客はそう多くなかったみたい。でも、帰るころには、ずいぶん
多くなっていたよ。
 
 再現された家に
  観光客は入ることができる
 
 
 入り口の、伝統的オランダの家、街並みを過ぎると、草原が広がって
いて、牛や羊がお食事中だった。
  
 あ、いいなあ
  これぞ、オランダの
  田園風景!
 
 小さな風車
  観光客用かな
 
 大きな風車が並んで
  手前に通りがあり
  観光客が歩いてる
 
 
 その一つの風車に接近  
 
 
 この風車、中はお土産屋になってて、急な階段を登ると、ベランダ
のようなところに出られるようになっていたので、登ってみた。
 
 ベランダのようなところから
  隣の風車を
 
 川側からみた風車
  観光船が出てるんだ
  
 遠くに見えるのが
  オランダの古い家を
  再現したもの
  感じがいい景色だねえ
 
 反対側の景色
  ありゃ、羽の無い風車?
 
 隣の風車をもう1枚
 
 周ってる風車の羽
  ちょっとピンボケだけど
 
 うーん、景色はよかったけど、ベランダは板張りで、ぎこぎこ鳴ってて、
しかも隙間から下が見え、高所恐怖症のポチはちょっと股間に寒気を
感じた・・・ 写真を撮ったら早々に降りてきたよ。
  
 もう一つ、別の風車
  水辺の風車、いいねえ
 
  
 もっと通りの先にも風車はあったけど、ま、このあたりでいいかと
ポチ達は戻ってきた。自転車を借りてる人は、遠くまで行ってた。
こういう観光地もちゃんと自転車道があって、驚いた。
 
 戻る時の田舎道のわきには
  いろんな花が咲いていたよ
  
 
 あ、鴨さんも・・・
 
 綺麗なトイレ
  入り口のところにお金を
  入れるところがある
  今回は使わなかったけど
 
 観光船の乗り場にあった風車  
 
 さあ、これで、ザーンセ・スカンスの風車見学は終わりにして、
帰路へ。
 
 帰り際にもう1枚
 
 歩いてKoog Zaandijk駅へ行き、アムステルダム行きの列車に乗った。
今度は、車内改札が来たので、切符を買った。ん?いくら払ったのか
記憶に無い。手元には、9.5ユーロの領収書がある、そんなものかな。
 アムステルダム中央駅について、まずはチケット売り場へ。
というのも、明日はベルギーの町、アントワープに行こうという計画
なので、切符を手に入れておいたほうが安全だろう、というこで。
チケット売り場は運良く列も短かったので、すぐポチの順番が来て
明日のアントワープまでの往復の切符を買った。指定席かなと思った
けど、単なる乗車券だった。往復で31.80ユーロと思ったより安かった。
同じ日に帰ってくるのか、と念を押されたので、日帰り切符は割引が
あるのかな?それから、時刻表を見て、大体1時間に1本、列車がある
ことを確認した。8時20分台か9時20分台の列車に乗る予定。何しろ
アントワープまでは2時間ちょっとかかるからね。
 無事、列車の切符も買えたので、さあ、次は遅い昼食を・・・
どこで食べようかと考えたけど、せっかくだからにぎやかなところで
食べようとダム広場にトラムで行ってお店を探した。良さそうなお店
に入ったら、うーん、残念、外の席は一杯だったので、部屋の中の席
についた。そこで、まずは喉を潤そうとビールを。そうそう、奥さんは
コンサートがあるからビールを控えようということだったけど、
我慢できずビールを飲んでた・・・いろんなビールがあったので、
それぞれ2種類ずつ飲んだ。料理はサラダ、チーズとかサラミが
のってるサラダを一つ、それで十分だったね。18.05ユーロ、安いねえ。
 遅い昼食を終えて、ホテルへ帰るトラムが走っている通りへ歩く途中
いろんなお店があって、奥さんのお洋服を買ったり、お酒のつまみに
なりそうなスナックや夜ホテルで飲むお水を買いながら、トラムの駅へ。
もう、17時過ぎてたね、トラムに乗ったのは。
 ホテルに着いたら一休み。でも、ぐっすり寝ちゃってコンサートに
遅れないよう注意しながら、でもベッドで少し寝たなあ。やっぱり
疲れてるんだろうね。あ、時差ボケも未だあるんだろうね。
 で、少し早めにコンセルトヘボウへ向かった。もちろん歩いて。
コンセルトヘボウのチケット売り場の窓口で、恐る恐る名前を言ったら
ちゃんと予約されていて、チケットが買えたよ。よかったあ。二人で、
35ユーロだった。安いねえ。一人2500円くらいだ。
 中に入ると、ホールの周りに通路やいろんな部屋があり、しかも
沢山の人でごった返していて、どこがホールなのかちょっと迷った。
ホールを見つけて、座席を確認すると、まさにホールのど真ん中、
いい席を取ってくれたんだねえ。しかし、座席の列と列の間が狭く
ポチ達の席に行くには5~6人の人が立たないと通れない場所だった。
ちょっと気を使うなあ。
 ホールは伝統の匂いがプンプンしていたけど、座席はそう豪華という
わけではなく、むしろ沢山の人が聞けるように、簡単な椅子も使われ
びっしり並んでいた。何人が定員なのかわからないけど。
 服装は、まちまちだね。正装に近い人もいれば、思いっきりカジュアル
な人もいる。ポチ達も旅行中だから割とカジュアルだった。いや、心配
だったのでコンセルジェに確認したら、みんなカジュアルだということ
だったから安心してたけど。
 地元の人たちも楽しんでるんだろうね。結構多くの人が、声を掛け
合ったり、手を振ったり・・・常連なのかな。
 で、コンサートが始まる前は、お手洗いは大混雑。特に女性の方は
長蛇の列だった。オランダでは、コンサートの前にディナーを取って
くるみたいだから、そうなのかもね。日本ではどうかなあ、普通は
終わった後、余韻を楽しみながらのお食事が多いんじゃないかなあ。
 そうそう、日本ではコンサートが始まるのは夜の7時が多いけど、
こちらは8時15分と遅く、終わるのは10時半頃だからね。だから
コンサートの前にみんな食事をするのかな?で、実はポチ達は
コンサートの後、和食のお店に行こうと調べたら、みんな営業は
10時半までで、がっくり。ま、でも、今日は和食よりもコンサート
を優先、ということにしたんだ。
 曲は、ベートーベンの短い序曲、次にメンデルスゾーンのピアノ
協奏曲、最後にベートーベンの交響曲(英雄)の3曲だった。いやあ
表情豊かな演奏で、指揮者もホントに曲にのって楽しそうに指揮を
していて、楽しかったあ。そうそう、驚いたのは若い女性の団員が
多かったこと。各パートとも若い女性の中に、男性がところどころに
居るって感じだった。コンセルトヘボウだけの特徴なのかなあ。
 曲が終わるごとに、拍手、これは日本でもそうだけど、こちらは
スタンディング・オベイション!総立ちで拍手喝采!ポチ達も立って
拍手をしたよ。だって、周りみんなが立ち上がると、座っている
わけにもいかず。いや、ホントに演奏はすばらしかったんだけどね。
 始めの2曲が終わったら、休憩があって、みんな席を立って、
どこに行くのかと思ったら、コンセルトヘボウの外の通りに出てた。
で、休みが終わったらみんな入ってくるんだけど、誰もチケットの
確認をしてない。これじゃあ、途中からだったら、ただ聴きできる?
あ、席が無いか・・・
 コンサートが終わって、さあ、夕食をどうしようか考えたけど、
もう夜の10時半、遠くに出かけるのは面倒になって、ホテルの方に
歩いてると、トラムの通りに直行する通りの奥の方に広場が見えて
その広場で、テーブルが出てて、人が沢山いるのが見えたので、
行ってみると、イタリアンレストランだった。少し暗くなっていたけど
店の前にはテーブルがならび、多くの人が食事を取ってた。ポチ達も
テーブルにつき、ビールを飲みとピザを食べたよ。夜中、外のテーブル
での食事もよかったなあ。
 で、いい気持ちでホテルに戻って、ダウン・・・

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