ベルリン出張記
3月12日(金) 今日も、午後観光へ
いやあ、今日はいい天気だ。ベルリンに着いた翌日以来のいい天気だ。
でも、お仕事はある・・・しっかり朝食をとっていざ出発!
でも、でも、あまりにもいい天気!部屋の中でくすぶってるのは
罪悪、という考えが台頭し、ポチを征服・・・ということで、午後は
観光へ!
あ、いや、その前に、お昼を・・・もう一つ有名なドイツ料理、
リーゼン(ロールキャベツ)食べたかったので、昨日と同じお店、
ムッター・ホッペへ。
今度は奥の部屋の席に座った。結構混んでたね。ちょっと遅いお昼を
ビールを飲みながら楽しんでる人が多かった。ポチもビールを飲みながら
リーゼンを食べたよ。あ、リーゼン、ロールキャベツ、美味しかったよ。
ポチはアイスバインよりリーゼンの方が好きだなあ。
昼食後に、まずコンツエルトハウスのコンサートのチケットが
手に入るかどうか、トライしようと、コンツエルトハウスへ行った。
コンツエルトハウス
天気がいいと見違えるねえ
チケットがあったあった!チェンバロオーケストラ・ベルリンの
今日の夜のチケットが買えたよ!ラッキー!というか、当日券が
結構あるんだね。
コンツエルトハウスの内部
これは歴史博物館かな?
シュプレー川越しに
ベルリン大聖堂
ベルリン大聖堂
旧博物館
シュプレー川観光船
これに乗ったんだ
観光船の上で撮影
このあと、団体さんが
どかどかっと乗ってきたよ
船の上から
ボーデ美術館
シュプレー川沿いの街並み
ニコライ教会の屋根が見えた
観光船は大体1時間程度だったかな。まだ時間は早かったけど
ホテルに戻って一服。
で、5時過ぎに、夕食に出かけた。今回は食事の後、コンサートがひかえてるから
飲んだくれられない・・・でも、やっぱり和食の店に行こうと・・・
Yoshioka(よしおか)という和食のお店に行くことにした。もちろん、電話で営業
しているかどうか、確認したよ。それから、番地も確認したし、近い駅も教えて
もらったよ。インターネットの情報はあてになら無いからね。
駅は、Uバーンのブリッセ・シュトラーセだったので、ツォー駅から
Uバーン乗り継ぎで行った。うん、今回はすぐにお店、見つかったよ。
お店に入ると、日本人の若い女の子が出てきて、いい感じ。
まずはビールをぐいっと飲んだ。一杯目のビールはホントに美味しい。
それから、日本酒、久保田の千寿があったのでお願いしたら、やっぱり
千寿があるらしく、切れてた。残念。ということで、久保田の百寿を
お願いした。
つまみは、刺身の盛り合わせ、キムチ、冷奴をもらった。そのキムチが
よく漬かってて、美味しかったので、白いご飯とお味噌汁を頼んで、
ご飯のおかずにしちゃった。美味しかった。
で、デザートは小倉アイスにした。
優しそうな女のこの給仕で気持ちよく、お酒と食事を楽しめたよ。
うん、「よしおか」はオススメだね。コンサートの開始時間が気になるほど、
長居をしすぎた・・・
YOSHIOKA(よしおか)
いい気持ちになって、Uバーンに乗って、シュタットミッテという、コンツエルトハウス
に近い駅で降りた。ところが、かなり暗くなってて、位置関係がさっぱりわからない。
どっちがコンツエルトハウスなのか・・・少し歩いたけど、見慣れた景色にならない。
まあ、夜の街、昼間とはすっかり変るからねえ。で、時間がだんだん無くなって来て、
このままじゃ遅刻だと思い、通りを歩いてる人に、思い切って、コンツエルトハウスは
どこか、聞いた。おじさんに聞いたけど、英語がわかる人でよかった。でも、
コンツエルトハウスは知らなかった。それじゃあ、ということで、フリードリッヒ
シュトラーセ駅はどっちの方向か聞いた。これは知ってたので、教えてもらった。
で、その駅の方に歩いてると、見覚えのある街通りに出て、ホッとしたよ。
小走りにコンツエルトハウスに向かった。いやあ、ぎりぎりセーフだったよ。
汗をかいた・・・
で、席は、結構いい席だった。いや、そういう席を取ったんだ。ベルリンフィルは
遠くの席だったから、今回はなるべくステージに近いところを、ということで、前から
2列目のステージに向かって右手の席だった。いやあ、今度はホントにかぶりつき
って感じの席だった。
しかし、落ち着いて周りを見ると、素晴らしいコンサートホールだねえ。昔の宮殿
の部屋のような豪華で気品がある大きな部屋だった。3階まで席があって、周囲の
壁には沢山の像が彫られていた。天井には綺麗な絵が・・・大きなシャンゼリアが
12個あったし、格調高い、まるで王宮の中のコンサートホールって感じだった。
ベルリンフィルハーモニーの建物は近代的なコンサートホールだったけどね。
あ、お客さんは、ベルリンフィルの場合より、ちょっとフォーマルな服装の人が
多かったよ。ネクタイをしている人が多かった。
しかも、指揮者というか、コンサートマスターは若い女性で、可愛かったなあ。
前の席でよかった。まずは20人位の構成で、Johann Christian Bachの
Sinfonie Es-Dur op.9 Nr.2の演奏が。いいねえ。室内楽。チェンバロの音も心地いい。
次の曲は、Joseph HaydnのViolinKonzert A-Dur,"Melker Konzert"だった。
美人のコンサートマスター、彼女のバイオリンのソロも素晴らしく、拍手が起こってた。
次の曲は、Carl Philipp Emanuel BachのFlutenKonzert d-Moll, Wq22だった。
このフルート奏者がまた若い女性なんだ。何だか、ポチのためのコンサート・・・
大柄だったけど、まだ童顔で、しかし、すごいテクニック・・・いやあ、フルートが
こんなに技術と体力が必要な楽器だとは思わなかった。上半身を大きく動かしながら
実にダイナミックにフルートを吹いていたよ。こりゃあ、フルートって、体力勝負だって
思ったね。
最後の曲は、Wolfgang Amadeus MozartのFinalmusik in G-Dur KV 63だった。
あ、途中、管のパートが退席したけど、この曲でまた最初の曲と同じ構成になったよ。
ベルリンフィルとは、全く違う雰囲気の、コンサートホールも全く違う、コンサート、
よかったなあ。
終わったら、もう外は真っ暗。帰りは、Uバーンの駅もわかっていたので、
すいすいとホテルへ戻れたよ。あー、楽しかった。あ、部屋に戻ったら、例のジャケット
が戻ってきてた。よかったあ。
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